Synclogue に転職しました
2012年5月31日を持ちましてサイボウズ株式会社を退職しました。
新卒で入社してから4年間、いろいろな人にお世話になりました。本当にありがとうございます。
6月1日から Synclogue (シンクローグ)というベンチャー企業でお世話になります。
サイボウズでは、目立った活動はしていないのですが、ここ2年半くらいは kintone(キントーン) というアプリケーションプラットフォームを開発していました。
ドラッグアンドドロップでお手軽にフォームを設計できるのがウリですが、その裏側でレコードを格納するスキーマレスなデータベースを管理する部分をメインに、サーバーサイド全般の開発を担当していました。JavaとMySQLは大好きです。
クライアントサイドもいろいろやりましたが、最後に id:ama-ch と iPhone アプリ用のウェブページを作ったので、アプリストアに登場する日をお楽しみに。
サイボウズには刺激を与えてくれる優秀なエンジニアが多く、4年間開発に没頭することができました。自分が感じたサイボウズの良いところを挙げると
- ウェブアプリ開発に必要な技術を上から下まで(CSSからDBまで)高いレベルで実践できる環境がある
- インフラ、ミドルウェア、モバイル、パッケージ製品などウェブアプリ以外の開発力もちゃんとある
- 開発プロセス、チームががっちりしているので、開発のみに集中できる
- 品質保証がしっかりしていて、レビューや試験に対しても時間を多く使える
- ラボの凄い人と交流(仕事も)でき、考え方が変わってしまうくらいの刺激になる
- 勉強会も盛んで、新しい技術のキャッチアップも早い
- なんだかんだ親切な人が凄く多くて、みんな助けてくれる
こんな感じで、製品の正しい作り方を学び実践してきた手応えはあり、製品開発に関しては自信を持ってできるようになれたんじゃないかなと思います。ここまで成長できたのはサイボウズのおかげです。
その反面、いろいろな立場の人が開発に関わるので、自分の判断で行動できる部分が限られます。不具合を直したくても手を出せなかったり、新しい機能をいろいろ試してみるにも工数の調整が必要だったり、やりたいことをやるためにエネルギーを使わないといけないもどかしさはありました。
それでもプログラマという立場で得意なことをやるのは楽しいし、ちゃんと成果も出るので居心地は悪くはなかったのですが、自分のキャリアを考えた時にもっと幅広い経験を積みたいと考えていました。
そんな時に Synclogue という凄い野望のスタートアップに参加する機会を頂くことができました。技術的なハードルは高く挑みがいのあるプロジェクトで、完成したら凄い製品になるのは間違いありません。
職場を変えないと新しいチャレンジができないのは自分の力不足です。Synclogue では、新しい仲間と協力し、本気でぶつかりあって、世の中に役立つ素晴らしい製品を作りたいという気持ちでいっぱいです。
最後に、これからも kintone とサイボウズが進化していく姿をすごく楽しみにしています。
今までありがとうございました!これからもよろしくお願いします!
すばらしい仲間と一緒に働けたことを誇りに思っています。